麻耶雄嵩氏でした。
うーん。
この人の持ち味は、この後味の悪さだな。
しかしまず内容云々より文章が読みにくい。
学生だからかな、ちょっと背伸びしすぎ?
凄く読みにくかった。
最初の方の章なんて氏のリズムについていくのに苦労した覚えしかない。
「神様ゲーム」なんて凄く読みやすかったのに。
まあ、いいや。
以下ネタバレあり。
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木更津が偽探偵で、
メルカトルが本物の探偵!?
って思わせるのは面白いアイディアだと思う。
しかし蘇る探偵。
そして最後の最後でワトソンくんが真探偵であったと。
まるで、犯人と探偵が逆転してしまったよう。
普通のミステリでは、最初にそれらしい犯人を挙げて、それから真犯人を挙げて、またどんでん返し、っていうのが多い。
しかしそれを探偵役でやるとは、なんと。
まあそこに重きを置くとやはり犯人当てにはそこまで驚きというものはないのだけれど。
しかし偽真相はなかなか面白かったな。
首の入れ替え。
あるか、んなことが。
そりゃホラーやわ。
結構な巨編だったけど、これでも賞はとれないのかー
わたしも京大入って絢辻さんとお知り合いになりたい。。
京大……
次は……何読もうかな……
久しぶりに乾くるみ氏で「匣の中」読みますか。
氏が男性だということを最近知った……
なんだかショックだった……←
乙一氏でした。
うぬぬ。
やはり乙一氏に対しての対抗心はとどまることを知らない。
面白いんだからムカつくんだよー←褒め言葉。
学生の間にデビューなんて、羨ましすぎる。
それなのに映画の方に興味があるとか、贅沢すぎる。
書いたものを目が皿になった審査員に酷評される作家たちを知らないのか?
ラノベ作家としての苦しみを語るけど、
ラノベ作家にすらなれない苦しみを知っているのか?
やっぱり好きじゃないな。
憧れと好意は決して同異義語ではない。
憧れているからこそ敵意を燃やしてしまう。
身近に、そんな娘もいます。
以下ネタバレあり。
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「声」の叙述トリックは、漫画ではどうやって描かれていたのか、覚えていない。
まあよくある叙述トリックでしたね。
わたしのトラウマにもなっている「土」。
わたしの閉所恐怖症は、多分この話から生まれている。
箱の中に入って、もし内側から開けられなかったら……
それにとどまらず、例えば体育館みたいな広い空間でも、もし出口がなかったら……
考えただけで怖いです。
人を感化させることのできる人間って、やっぱりすごいな。
次は昨日また大人買いしてしまった本の中から、麻耶雄嵩氏で、デビュー作「翼ある闇 メルカトル最後の事件」読みます。
乙一氏でした。
なんとなく、乙一氏には対抗心を燃やしてしまうわたし。
氏はラノベ作家だったんですね。
23の時に書いたとか。
わたしより若いやん。
悔しい。
でも今書いてる作品のプロットがちょっと組み立てられた。
やっぱり触発されるなあ。
以下ネタバレあり。
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まあ漫画で読んでたから、三編中二編は知っているのだけれど。
朧げながら。
どうして「犬」だけ漫画化されなかったのは、まあ叙述トリックの壁ですよね。
わたしの「プライベートパーク」も、まあ辛うじて漫画にはできても舞台ではやれないんだなあ。
一応戯曲も書いてみたけども。
無理がある。
最後まで主人公が出てこないなんて。
は。最後まで出さなきゃいいのか……!
脱線しました。
もう眠いので寝ます←
次は続き読みます。
乙一氏で「GOTH 僕の章」
横山秀夫氏でした。
予告していた本ではないのですが。
予告していたのも一話読んだのですが、あまり、来なかったので……
ベストセラーに踏み切りました。
凄いね、映画観たい!
明日借りてこよう!
もう読み出して30ページで面白かったもの。
どうやるのかなあ、この引き抜き方。
教えて欲しい。
以下ネタバレあり。
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泣いた……
最後の最後でそう来るかあ……!
ってかんじ。
ぐわああああって涙が滲んだ。
ドナーね。
それまでの道のりに、ドナーという言葉は一回しか出てこなかったのに、この感動はなんだろう。
納得させられるしかなくて。
悔しい。
何故死ぬ?
何故守る?
何故庇う?
梶の人柄とか、志木の立ち回りとか、
まわりの梶に対する感情とか、
語られてないのに伝わってくる。
最後のオチに全てをかける半落ち。
わたしもそういう書き方しかできないけど、
これは書けない。
氏の作品をもっと読みたくなりました。
次こそ読破しよう。
西尾維新氏。頑張れ。