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知りたくなかったなあ
知らないままでいたかった

あの子にも
突き放されたまま生きたかった

そんな風に感じて初めて
自分も相手に同じこと
してたんだって気付くんだ


半端な優しさ
不器用な態度

心地良くて
悲しかった




知りたくなかったなあ
知らないままでいたかった

あの子にも
突き放されたまま生きたかった

そんな風に感じて初めて
自分も相手に同じこと
してたんだって気付くんだ


半端な優しさ
不器用な態度

心地良くて
悲しかった





ぼくは

ゆきのことくらいは
しあわせにできるのかな。
▼追記





痛くもないよ
苦しくもないよ

寂しくもないんだけどさ

なんだろ




ただただ


悲しいんだ

▼追記





手の形を覚えるのは
案外難しい


ゆきの手を覚えようとして
あの子の特徴的な手を思い出した


手のひらが異常に大きい上に
指も長くって
とても綺麗だった

その手が髪を撫でてくれると
すごく眠たくなって
たくさん触れ合ったりして




口癖
仕草

たくさん泣いたこと
たくさん笑っていたこと


思い出しても
他人事だった記憶が

手の形を思い出しただけで
急に自分のものだって自覚して
悲しくなったの




不思議そうな顔で
ゆきは何度もどうしたのって
尋ねた


正直に言おうとして
やめたよ




思い出しただけで
少し感傷的になっただけだから

それを伝えたことで
ゆきはどうなっちゃうのか
すぐに考えたから




すごく愛してもらってる

あのタイミングでゆきが僕に
好きと言ったのは
不安になったからだと思う



一緒にいる時に
しあわせな時に

他の人を思い出すなんて
絶対に嫌だもんね


本当に好きな人だったら
なおさら嫌でしょ






優しいから
なんでも話していたいし

なんでも知っていてもらいたい

なんでも聞いてくれるし
なんでも知ろうとしてくれるから


甘えてしまうのかもしれない




弱いところ
全部見せて

守られたいのかもしれない




でもだめだって思って


こんなに優しい人を
傷つけちゃいけないし

いまとってもしあわせなのだから
昔のことはしまっておこうって














守られながらだったら、
オトナになれのかな。

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