突如部屋に現れた上半身裸のギル兄さん。
『ギル…なんでそんな格好で…///』
ギルの裸に思わず赤面してしまうアタシ…。
「水花と一緒に寝る約束をしてたんだが…何処にもいないんだ!!」
どうやら、二人は一緒に寝る約束をしていたみたいだ…。
『ここに水花は来てないよ』
「何!?…はっ!!まさかアイツ俺様との約束を忘てるのか!?」
…いや水花に限ってそんな事…あるはずがない。
この慌てふためいているギルを影で覗き見をし何処かで萌えているのだろう。
そんな想像をしているとなんだか面白くなりギルにちょっとした嘘をついた。
『そういえば…水花…ヴェストと二人で楽しそうに話してたなぁ』
「
俺様をほったらかしてか
」
『確か、屯所の前で』と付け加えて言うとギルは、頭からプンプン!という音を立てながら部屋から出ていった。
再び訪れる沈黙。
アタシと斎藤さんの間にまた、きまづい空気が流れ始めた。
とりあえず、何か話さないとそう思い言葉をかける。
『「斎藤さん(海斗)」』
二人の言葉が重なった。
なんというタイミングなんだ…。
『あの、斎藤さんからどうぞ』
「…あぁ…実は…」
斎藤さんの言葉と同時に開かれる襖
その先にいたのは
「海斗ちゃんに…斎藤さん!?」
千鶴だった。
千鶴はアタシと斎藤さんを見比べ悲しそうな歪んだ表情を浮かべ「二人…ってそんな関係…だったんですね……っ!!失礼しました!」
勢いよく部屋から出ていった。『千鶴っ!!』
そしてアタシの足は自然と千鶴が逃げて行った方へと向かおうとしていた。
が、「海斗っ!!」斎藤さんに呼ばれアタシの足は勢いをなくし、ゆっくりと彼の方へ振り返る。
「どこへいく?」と聞かれ、アタシは『…千鶴のところです…ゴメンなさい斎藤さん!』そう言い残し部屋から出ていった。
斎藤さんがアタシの名前を呼んでいたが…今度は振り返る事もなくアタシは千鶴の後を追いかけた。
がむしゃらに屯所内を走り回っていると見つけた。
肩を震わせて泣いている千鶴の姿を…。
『…千鶴…。』
アタシが名前を呼ぶと彼女は、ビクリと身体を跳ねあげた。
「…かっ海斗ちゃんっ…」どれだけ泣いていたのだろうか、彼女の目は赤く腫れあがっていた。
『千鶴…違うんだ…。』
何が違うと言うのだろうか…アタシは斎藤さんの事を変態の目で見ていたのに…。
「っ…何が違うんですか!?」千鶴は声を荒げて叫ぶ。
「海斗ちゃん、約束してくれたよね…?」
「私の側にいてくれるって…なのに斎藤さんと…」
千鶴の言葉は止まらない。今まさにアタシの頭の中ではボカロのACUTEの曲が流れている。
「…斎藤さんも斎藤さんです…」
「沖田さんという人がありながら…」
どうやら、アタシの中の千鶴は腐ってしまった様だ。アタシの今の表情はどんな状況だろうか…。
「なのに斎藤さんは…っ!!」そんな時
「迎えに来たぞ女鬼」
風間千景
通称ちー様が
アタシ達の目の前に現れた。
「斎藤さんは、浮気者だわ…はっ!!もしかして、土方さんの事まで狙ってるんじゃ…」
が、千鶴の暴走は止まらない。
『残念だけど千鶴には指一本触れさせないぜ…』
「ふん戯れ言を…」
アタシと風間の間に火花がバチバチと飛び散る。
「はっ!!もしかして、沖田さんも実は土方さんの事を…」
「オイ、てめぇら何やってやがる!!」
「へぇ、僕抜きで何楽しそうな事してるの?(笑)」
…真打ち登場
つづく?
遅くなってごめん…!!
アリス良かったよね!!字幕は役者さんの生声だからそれはそれではふんですね(^ω^)はふんっ!←
ジョニーなデップがかっこよかった…!!素敵!
よし、できうる限り入ろうか、な←