朝出勤して夕方帰るという仕事とは全く違い、看護師は夜勤を交代制でつとめることになります。
当然、休みはきちんともらえますけれど、なかなかハードではあります。
そして、結婚や出産といった機会に退職する看護師も引きも切らず、働き盛りの看護師が辞めるのは、職場としても頭の痛いところでしょう。
結婚、出産、そして育児がスタートしたらいつでも託児を引き受けてくれる場所がないとほぼ、夜勤に出るのは無理でしょう。
けれども、ここ何年かのことですが、育児を終えて再び看護師として働きだすようになる人もいて、そんな例が増加傾向にあり、ブランクはあれど経験者ですから、期待されています。
キャリアアップを考えて転職を検討する看護師も存在します。
看護師としての技量を高めておくことで、収入アップを目指すこともできます。
看護師のやらなければならない仕事は職場次第なため、自分が合うと思える職場を探すのは大事なことです。
内科の外来が適しているという人もいれば、特養が合うと思う人もいるので、自ら進んで転職していくのもアリですね。
専門職だけあって、看護師という仕事についていると、他業種と比べると、簡単に転職ができるようです。
自身の結婚、出産あるいは転居などその人の都合で職場を変えることもありますが、人によっては看護師としてのスキルをあげるために、転職を志す場合もあります。
こういった動機で転職しようとする際は、明確な志望動機が必要で、そうでないと職場を変えるのは難しくなるでしょう。
例として、今いる職場では遭遇することない症例を体験したい、公立病院が担うような、救急の患者の看護に挑戦したい、などといった積極性を感じられる理由を挙げたいところです。
一般的に見ると看護師の職はハードワークだと言われますが「勤務時間が労働基準内の8時間でOK」なんていう事は夜勤のない個人医院やクリニックの場合に限られると思います。
二交代制の病院勤務の一例を挙げると、途中で休憩を挟みはしますが、全部で16時間勤務になるようなこともあります。
こういった長時間勤務の実態も一般的に、看護師の勤務というものがハードだと思われやすい理由になっていると思います。
誰もが一度は見たことがあるであろう看護師の帽子。
あの帽子というのは、晴れて看護師になるというという式の際にかぶせられるものだといいます。
よく料理人が帽子を被っていますが、それ以上に意味を持つものといえるかもしれません。
ですが、ここ数年の間に少しずつ看護師の制服も変化してきており、帽子が持つ意味が薄れてしまう日もそう遠くないでしょう。
特別な意味がない、ただ髪をまとめるための制服の一部と化してしまうのは悲しい気もしますが、それも世の中のトレンドとして受け入れていくしかないのでしょう。