全国での看護師年収は平均して437万円くらいです。
ただ国立や私立、県立等公立病院で職を得る看護師は、公務員勤務のため年収は平均して593万円くらいになるのです。
公務員看護師は給料UP率も民間の病院より高く、福利厚生の面でも充実しています。
準看護師の場合、看護師より平均年収が約70万円くらい下がります。
看護師の夜勤は
16時間などの長い拘束時間となっていて仕事中に仮眠をとることが可能です。
国の指針では月に8回までとされていますが、現状ではそれを超える場合が多いようです。
働いている病院の勤務形態によっては、規則的な生活ができなくなったり体調を崩しやすいのも看護師が長続きしない理由の一部と思われます。
看護師をやるからにはほぼ夜勤の必要が出てくるわけで子持ちの看護師からすると大変な懸念事項となっています。
子供の就学前であれば費用はかかりますが、24時間保育が可能な保育所を頼ったり、病院付随の託児室があればそこへ預けることもできますが、小学生になると預け先がぐっと減ってしまうという問題が浮上します。
なので、子育て中の看護師の中にはパート勤務に移行していくという方も相当数いると思われます。
看護婦はハードな仕事と言われていますが、職場においての有用性、必要性は高く、大変やりがいがある、と考えている人は多いです。
病院は24時間休みなく動いていますから、看護師も24時間、とぎれなく勤務します。
そういう訳で、日勤、夜勤という形で業務時間を分け、交代しながら働く形になります。
他の交代制のお仕事と同様、多少強引にでも時間の調整をしなければ思うように睡眠をとることもできなくなってしまいます。
時に人命に関わることもある看護師という仕事は、大きなやり甲斐と意義を感じることができます。
しかしながら、この仕事ならではの悩みもまた、大きいようです。
挙げるとキリがありませんが、まず仕事のハードさは言うまでもありません。
そして、実働時間の長さに加え、その不規則さも特筆するべきレベルですし、その上に、医療現場という緊張感もまた並大抵ではなく、仕事上のあれこれが人間関係の構築に響くようなことも考えられます。
そういったことをわかった上で、看護師という仕事を選ぼうとする人もまた大勢いる訳で、短所を帳消しにできる大きな満足感も得られる仕事なのです。