さようなら。
11回目にはこんにちは。
目の前はゆらゆらした現実で、ぼんやりとした窓の中から鋭利な赤ペンが眉間を刺す。
刺さった先から、こぼれ落ちる砂。
そう、わたしは海。君たちの守護者。
頭や壁をかきむしっても、今朝の夢にはつゆも届かない。
伸ばした手のひらに液体が垂れる。
その色は。
僕にとっては紫にみえて、きみには無色にみえる。
12回目のさようなら。
絶望のなかに渇望を見出だし、焦がれる感情を愛して、毎日歩いてる。今日はバスだけれど。
時計を忘れた。多分、永遠を感じていいんだよという誰かの計らいなんだろう。
ずっと体調が悪い。もはや体調が悪いのが通常の体調かもしれない。異常はいつだって日常の一面。
横文字に押し潰されないように、愛を。
なんだろう。
歩いていても、食べていても、止まっていても。
ゆっくり考える時間がなくて、いつのまにか感情が流れ出ていく。
あと少し。
命には色があって、特に春のきらめきはわたしを反射する。
その光の先には、次の季節があって、明日がある。
どこかが腐って、多分枯れていく。
See youネクストらいふ。
どうせなら、最後は愛してるを挨拶に。