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作品6

「孤独の指導者」

心失って何もかも捨てたはずだった
感じないから苦しまないはずだった
だが心を求め“完全”を求めた
故に
同志を失い 仲間を失い 優秀だった補佐さえ失い
最後には自分さえ失いそうになっている
目的のためにそれらは仕方ないことだと
割り切っていたはずだったそれなのに 何故
『悲しい』と思うのだろう?
『苦しい』と思うのだろう?
今は“完全”ではないのに 思うはずがないのに
そうだこれは記憶のせいなのだ
自分の感情ではないのだ
「きっとそうなのだ」と自分に言い聞かせ
自分の思いに気付かぬフリする
この愚かな指導者は
これから消えることも知っているくせに
まるでこれからが本番だと言わんばかりに
笑みを浮かべながら負け惜しみでこう言い放つ

『実際何も悲しくはないのだ












心なんて 無いのだからな』

※作品5

この詩にはグロ表現があります

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OK。という方は追記からどうぞ。

これからはちょっとアレな詩は※をつけさせてもらいます。この印がついてるものの閲覧は気を付けてください。
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