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時折思い出す

昔たった一度だけ人を大好きだと思ったことがある
高校生の頃の女友達。
親友と呼べる相手で、一緒にいて本当に楽しくて幸せだった

彼女に会えただけでもこの高校に入ってよかったと思った
生涯の親友だと思ったし、卒業してもずっと連絡を取るのだろうと思ってた

家の事情は少しだけ話して病気のことは言わなかったけど
話さないでおいたことは多かったけどお互いがお互いを親友と呼べるあの安心感はきっとこの先の人生でもあれだけ

どんな風に二人でいたか今じゃ思い出せないけど親友と思えたのはあの子だけ

結局、なぜかぎこちなくなって、上手く行かなくなってしまって、最後一年は別のクラスであまり話さなかった

そして卒業後、2年くらいしてから電話が突然来て数時間話して最後に実は高校時代好きだったのだと言われた。恋愛対象として。

私は同性を好きになるというのはないし終わった話として聞いたんだけど

今は彼女は男の子をころころ変えつつ今も彼氏と同棲していて、男好きで、私のことは気の迷いかなんかなんだろうけど
何だかひどいなあと思ってしまう

私は大好きな親友なんてあの子きりだったのに
彼女は、通り過ぎた恋愛のひとつとして私をカウントしたんだなあなんて

女の子を好きになれない私の方が、当時の彼女にとって酷い風に見えたかもしれないけど
一生親友とまで思った私の気持ちはなんだったんだろう

友情は一生だけど恋情なんて一瞬だなあ
彼女は多分私を思い出すこともそんなにないんだろうな

ずっと親友でいたかったなあ
今でもそうしてくれたら私は一人だけでも大好きな人がいる人間だったのに

ふしぎ



前にカウンセリングに行ったとき、
いつも優等生になってしまうから思ったことを言ってみようと色々本心を言ったら先生が困ってしまった。

普通にやれているときはいいけど
どうしようもなく全ての感覚が過去に戻って
現実からもふわふわしてずっと冷や汗と目眩がして自分がどこかへ行ってしまう

その感覚にのまれないようにともがいてもがいて
誰にも関係ないことなんだからきちんと仕事を頑張って

そうしてふっと正気にもどったように地面に足がついてみるともがいてたときのことを上手く思い出せない
でも変な言動してたんじゃないのかなとか
躁っぽくなってなかったかなとか思って恥ずかしくなる


でも結局またふわふわくらくら


なんだか皆嫌いで仕方がない
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