話題:介護
先日老人ホームに面会に行った時のこと
爺は勿論のこと奥さんも足が弱くなってきてるのでよく転けるんだよね
手すりを頼りに歩こうとしても、足が前にうまく出なくてもつれてしまうのだろう
尻餅をついたとか頭を打ったとかの『転倒連絡』がしょっちゅう来る
これまでは報告だけだから放っておいたのよ
ところがある日、今度は爺が腰が痛いと訴えているから、これから整形外科に連れて行こうと考えているという連絡を受けた
年寄りはいつの間にか骨折してる場合があるからね、整形外科に連れて行くのは正解なんだけど、ここでふと悪い予感がしたんだよね
爺の口から腰が痛いなんてこれまで聞いたことがなかったし、元気でいる時も整形外科にかかったことはない
頭から下は何があっても割と元気なのよね
でも転けて頭を打ったことが何回かあるため、今から行くから病院に連れて行くのは少し待ってくれと言って、予定していた時間よりも早めに老人ホームに向かった
ホームに着くと、爺はカラオケをしておった
ところがいつもは左手でマイクを持つのに、この日は右手で持っていたので、1曲歌い終わるのを待ってから、左手に力入らないの?と聞いてみた
すると「そうなんだ、指が動かなくなった」なんて言うから、爺の左手の動きを確かめたのよ
1,2,3,4と数えるように指を折ってみて?と言っても、指が曲がらないようだった
ここで確信した
常駐ナースを呼び、脳神経外科のある病院に連れて行くように頼んだ
そのナースも爺の指の動きを確認し、行き先変更の連絡をしてくれた
爺の頭の写真を見せてもらった時、予感が的中したことがわかった
脳味噌の外側に赤い液体が溜まっているらしかった
それにより脳味噌が圧迫されて左手にマヒが出ているらしかった
圧迫の度合いがかなり酷かったので翌日手術と伝えられた
そこから怒濤の勢いで入院手続きをした
赤い液体を抜く手術をして爺は今入院中
ちょいと長いなとは思うが、リハビリしながら様子を見てくれているのだろう
それにしても91歳にもかかわらず爺はしぶとい
若い頃に体を鍛えていた人は違うようなね
でもポックリ行ってくれた方が世話する側は楽なような…
なんて色々考えるけど、なるようにしかならないので、のんびり構えている神田でした