今日も好きでした、明日も好きです。
見に行こうと言っていた映画。
前の週で終了になったらしくて
年下君にどうしますかって聞かれました。
一緒に行きたくないのかな。
あたしが確認すると
どうやらまだ終了未定の様子。
その映画館は木曜にならないと次の週の予定がでないのですが
年下君はそれを知らないのか…?
深く考えることはやめました。
放課後
研究を早く進めろと
教官にせかされたので
残っていると
隣の研究室にも人の気配がありました。
年下君ともうひとり。
年下君はだれかがいると
あまり話しかけては来ません。
もうひとりが教官のところへ質問しに行ったとき
「口さん、ココア飲みますか?」
と。
少しの間
年下君との会話を楽しんで
また研究に戻りました。
あと2ヶ月。
年下君がいなくなってしまう。
そう思うと少し苦い気持ちがありました。
2012-12-12 08:10
苦しいよ
金曜日の地震
私は研究室にいました。
同じ部屋には
うちと隣の卒研生何人かと私。
その中には年下君もいました。
急に揺れはじめて
鳴りだした学校の報知器。各々の携帯電話。
部屋は4階。
やばくね。どうする。
口ではジョークを言っていたけど
みんなほんとに笑ってはいませんでした。
揺れて、怖くて。
とりあえず近くの棚を押さえていました。
終わってからも
脚が震えてうまく笑えなくて。
後輩の女の子に
思わず抱きついてしまいました。
研究する気にもなれないので
帰り支度を始めると
年下君の電車が動かないことが判明。
「口さん、乗せてってくれませんか?」
「いいよ」
自分でもびっくりしました。
あれ。今なんて答えたんだろう。
「お願いします!」
いつもの笑顔。
あ、やっぱりいいよって言ったんだ。
そのときに理解しました。
車に二人きり。
少なくとも30分はかかります。
「口さん、地震苦手なんですか?」
嫌いだよ。
「今日の口さん、女の子っぽかったです。めずらしく(笑)」
一言余計だ。
「クリスマスほんとに行ってくれますか?」
前に誘われたクリスマスの映画。
「俺はめちゃめちゃ嬉しいっすけどね。」
そんなこと言わないでよ。惹かれちゃうじゃない。
他愛もない会話。
気づけば年下君の地元に到着していました。
「口さん、アドレス聞いてもいいですか?」
悲しいけど嬉しかったです。
とても、とても。
年下君とバイバイして
帰宅しました。
携帯を見ると年下君からのメールがありました。
「ありがとうございました!助かりました
」
連絡先交換してしまったな…
今までなにがあっても
連絡先は知らないからと
どこか安心していたところが
ありました。
それももうきかない。
自分で良いこと 悪いことの判断をしなければと
おもいました。
2012-12-9 20:51