17/11/07 21:57 (:日常)
若きものが集う場へ

一昨日は私がお世話になった大学の学祭に友人たちと行ってきた。
私個人としては仕事のことで少し考えなきゃいけないことがたまっていたこともあり、正直ギリギリまで行こうかどうしようか迷っていた。
でも、同級生を始め卒業後も仲良くしてくれている後輩からもお誘いラインが届いていたこともあり、せっかくだし行って見ることに。

一緒に行った友人の中には、卒業後も時々顔を出している人もいるらしいけど、私が大学の地を踏んだのは卒業以来だったから、本当に懐かしかった。
楽しそうにはしゃいでいる学生、「○○はいかがですかあ」と屋台で一生懸命食べ物を販売している学生、野外ステージでバンド演奏に励む学生等等、どれもこれもとにかく輝いていて久しく忘れていた新鮮な感覚に触れたような気がしたよね。
まあ、その裏側では準備するにあたっての苦労や葛藤もたくさんあったのだろうけど。
でも、とにかくほんと若さっていいなと感じた瞬間だった。

今回は初の取り組みとして学祭実行委員会がアトラクションをやっているとかで、どんな感じなのか気になり試しに皆で行って見ることに。
いざ行って見ると、なんと人力で動く乗り物に乗って、暗闇の中を探検するというものだった。
車輪が付いている縦長の箱の壁面に沿って長椅子もどきが備え付けられていて、乗り込んだ側を向いてそのまま横に並んで座り、横向きで移動して行くといった感じ。
で、乗り込む時に渡される懐中電灯を頼りに暗闇の中においてある大学のキャラクター人形を探し当て、計何個あったかを数えて行くのだけど、友人曰くとにかくらいし人形が結構小さいらしくて見つけるのが大変だったらしい。
でも、お城のような建物が置いて会ったり、宇宙をテーマにした作りになっているエリアがあったりと、結構しっかりしたアトラクションになっていたようで、友人たちとは「これどうやって用意したんだろうね」「全部手作りなのかな?」と、ただただ感心していた。

乗り込むとき、係の女の子に「これ全員で乗っても大丈夫なの?」と聞くと、「いや、それはちょっと・・・」と申し訳なさそうな返答が。
「そりゃそうだよね」ということで、二人ずつ別れて乗ることに(その時いたのは私含め4人だった)。
無論のことながら、私が発見することはできないため、一緒に乗った友人に「私が発見したら教えるから数え係よろしく」といわれとりあえず受け持つことに。
のはいいのだが、いざやって見るとこれが結構難しかった。
友人は人形を見つけると「あ、いたいたいた」と一生懸命知らせてくる。
ところが、その「いたいたいた」がいくつ発見したことを指しているのか見当がつかないのだ。
ただ単に見えづらい中から発見できたことの喜びから興奮して「いた」を連発しているのか、人形が連続で2個現れたことを表現しているのか・・・。
とにかく互いに打ち合わせなしで乗ってしまったため、私も「え?今は2個いたの?」と必死になって聞き返してはいるのだけど、箱は待ってくれないため確認が間に合わない。
そんなわけで私たちが乗った箱の中ではどんちゃん騒ぎが行われる羽目になったのだった。
押している係の人からすれば、「なんだこのうるさい人たち」という感じだったろうけど、だってね?やっぱ景品が待っているとなると必死になるじゃないですか。
結果、正当には程遠かったみたいだけど、こんなに盛り上がったのも久々だったからめっちゃ楽しかった。
ちなみに順番待ってる時もディズニーの曲がかかっていたためか、一瞬ランドに行った時のあのワクワクした気持ちを思い出すことができた。
てか、ディズニー行きたくなったな。
その話はこれくらいにして、今年も去年に引き続き私がお世話になった先生のゼミが、これまた私がお世話になった実習施設と共同でおやきを販売していたため、無論のことながらそこにも顔を出しに行ってきた。
というか、むしろそっちの方がメインで学祭に行ったんだけどね。
一緒に行った友人たちも皆そのゼミに所属していたから、みんな揃って先生と後輩たちの顔を見に行くことに。
ちなみに私はよく間違えられるのだけど、そのゼミ生ではない(笑)。

屋台につくと卒業後も私と時々遊んでくれている現在4年生の後輩が早速飛んできて、
「○○さーん(私の下の名前)!!!会いにきてくれてめっちゃ嬉しいですー」と全力で出迎えてくれた。
そのもうなんというか、まっすぐに喜びを表現してくれている姿を見て、わたしにはもったいないくらいだったけれど本当に癒されたよね。
その後輩はこの1月に国家試験を受ける予定だから、今はとてもしんどい時期だろうに、本来なら励ます側のわたしの方がエネルギーをもらったきた感じだったな。
でも、後輩があまりにもわたしの名前を連呼するので、となりにいた友人が「おい、わたしのことは?」と言っていたのがこれまたおかしくて、その場にいた3人で笑いあったりなんかして、そんな些細なことすらもわたしには新鮮に感じられた。

実習先で大変お世話になった方にも先生がわたしがくることを伝えてくださっていたみたいで、控室に顔を出すと
「おう、ほんとに久々だなあ。元気にしてたか?」とこれまたあったかい声と包容力のある両手握手で迎えてくださった。
で、「実家には帰ってないの?」と聞かれたので
「いえ、9月の連休とか、この11月の連休も木曜日から昨日(土曜日)まで帰省してました」とわたしが答えると
「えー、なんで声かけてくれなかったの?今度帰る時には一緒に行く約束だったじゃないか」とおこられる羽目に。
それを言われるまで、その方がわたしの両親が経営しているペンションに興味を持ってくれていたことも、今度わたしが帰る時に一緒に泊まりに行きたいとおっしゃっていたことも、すっかり頭から吹っ飛んでいたわたしは少々慌てたよね。
てか、私の中では勝手にその計画はもう自然消滅したことになってた(笑)。
とにかく、来年こそは忘れずにお声掛けしないとな。
その後のおやき販売に関わった人たちの集合写真では、私の同級生たちが撮影係おやってる中で一人、わたしは両手に後輩を従えてちゃっかり一緒に写っていたりしたのでした。
いやあ、こんな可愛い後輩が声かけてくれることほど幸せなことはないよね。
まさに両手に花って感じでおっさんは思わずニヤニヤしてしまいましたぜ。
とまあ、こんな感じで心洗われるひと時を過ごしてくることができたのだった。
はじめは、元気ない自分が顔出したりなんかして皆に心配かけてしまうのではないかとか、わたしなんかが行って迷惑じゃないかなとか、いろいろ考えちゃってたけど行ってみて本当に良かった。
あ、ちなみにおやきも屋台が奥まったところにあったにもかかわらず、無事完売させることができたとのこと。
リピーターもついたようで、結構好評だったらしい。
まあ、わたしの自慢の後輩がいるのだから当たり前か。
なあんてね。
やっぱ学生時代にできた関係やつながりは今後も大切にしていきたい。



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