厭世観

何で仲間外れにするの？行動力ないから？面白くないから？何もできないから？友達いないから？あのひとは毎日みんなのことを考えて、みんなから連絡がきて、みんなに頼りにされてるけど、私は毎日あのひとのことを考えて、あのひとの連絡を待って、寂しさをやり過ごしてるだけ。早く大学生になりたい。卒業式なんかいらない。みんな知らない。早くこの土地とおさらばしたい。友達が欲しい。こんなとき、話ができる友達。私はそういう友達になりたいから。友達が困っていれば、話を聞きたい。駆けつけたい。友達が欲しい。寂しい。どうして仲間外れにするの。
どうせいなくなるくせに。
お弁当作るなんてばかみたい。クッキーなんか焼いてばかみたい。料理できたって何にもならない。私何にもできない。ばかみたい。ばかみたい。早くみんなとお別れしたい。もう会いたくない。悲しい

確かに彼はたくさん用事をこなしていて、私は日々ぼんやりと生きているだけだ。確かに彼は故に疲れていて、私はただ時間をやり過ごしているだけだ。
でもあの喧嘩から、私は私なりに、彼に私を見せないように努めているつもり。メールは彼から来てから。電話も彼がしたい時に。彼が眠くなれば笑っておやすみを言ってすぐに切らなければならない。私は一日寂しくて寂しくて堪らないのを、必死に必死に抑えつけているから、彼との電話が終わると泣いてしまう。私が一日待ってたって彼は眠たいときに眠るのだ。私が寂しくて堪らなくて泣く夜も関係ない。彼はワガママだ。彼に私は必要なのかな。多分必要なんだろうけど、昼間はいらないんだろう。そうだ、昼間はいらないんだろう。
嗚呼、また明日寂しいんだ。

今日はなんだか、ひつじくんが怖いと感じた。

セーターにこびりついた白は、Ｋのもの。スカートの内側にこびりついて落ちない白は、ひつじくんの。

学校はやっぱり、あんまりよろしくない。退屈だ。つまらない。途端に彼が遠くなる。途端に彼がクズになる。気持ちが冷めていく。