はじめて、あなたと向かいあって話したときに飲んだのが、これでした。
良いよ、と言ったのに、さらりとお会計を済ませていました。
何時間でも話は尽きませんでした。
笑顔が絶えないあなたを見ていると、私もずっと笑顔でいれました。
大好きでした。
一緒にいて楽しかったから。
バイバイ、そういう言葉が毎回辛かった。
出来ることならずーっと一緒にいたかった。
あなたにならわたしの全てをあげても良いと思っていたの。
今も、変わらずあなたのことが大好きです。
だけど、
もう、
あなたはいない。
向かいの席に座ってくれる人は、いない。
―――
スターバックスコーヒー、ホワイトチョコレートモカ。
あなたは、
『煙草を吸う女は嫌い』
だと言って、わたしとサヨナラしたの。
わたしを受け入れてくれない人とは付き合っていけない。
だからわたしも別れたの。
だって無理はしたくはないもの。
我慢だらけでヒステリー。
耐えて辛くてサヨナラ。
そんなんよりかはましでしょう?
これはあなたの優しさであってわたしの優しさでもあるのよ?
いつか一生我慢をする日がくるの。
だけどあなたはわたしにとってのそれに値しなかっただけ。
――――――
有楽町マック、ゆうちゃんの手と煙草。