若干マニアック?なのでご注意!
「あ!っ…んゃ、ぁ、っあぁああぁっ!!」
「…っく、」
「ん…あぅっ………ぁ…」
普段の自分が聞いたら耳を押さえたくなるような声で、オレはイってしまった。頭が真っ白になって欲を吐き出し、自然とアニキを締めつけてしまう。
少し声を噛み殺してアニキも達した。熱いのが身体の奥の方に注がれるのを感じて一気に力が抜ける。今日はアニキの要望でオレが上になっていたので自然とアニキに覆い被さる形になった。
アニキもオレ程じゃないけど少しだけ息が上がってて、ちょっと嬉しくなる。
ああまだ息が苦しい。
辺りにアニキがオレの顔中にキスする音だけが響く。本人にも言った事ないけど、オレはこの時間が大好きだ。アニキがキスする度に好きだって、そう言ってくれてるみたいで。そうしてしばらくオレはふわふわした意識の中、甘い余韻に浸っていた。
ところが、おもむろにアニキがオレの上に覆いかぶさってきた。何か閃いたようなきらきらした目をしている。………なにか嫌な予感。(今までの経験からなんとなく分かるようになった)
「…おいシモン、口開けろ」
「ん…なに、あにき…?」
「いいから開けてみろ」
イったばっかだからか、なんだか頭が回らない。
アニキが何をしたいかオレにはさっぱり分からなかったけど、アニキが突拍子のない事を言い出すのは今に始まった事じゃないので言われた通りに口を開けた。…オレの思い過ごしだといいんだけど。
考える間にもアニキの両手がオレの顎を支えるように添えられた。
「よし、そのままじっとしてろよ」
「あに…き…?……んあぅ…っ!?」
いきなり口の中に親指を突っ込まれて、顎を固定された。
訳が分からない。
混乱してるオレを余所にオレの顔を自分の顔の真下まで移動させると、アニキは口を開いた。
え、まさか、
「あいき、や、」
「シモン………唾、寄越せ」
「〜〜〜〜〜〜っ!!」
勿論抵抗はした。したけど、よりずっと力のあるアニキの手がオレに取れる訳なかった(当たり前だけど)。
その間にも、オレが口を閉じないように固定されてるせいで飲み込めなかった唾液が、どんどん口の中に溜まっていく。
「うー!あにきっいやっ」
「何が嫌だっつんだ、シモン」
何が嫌だと訊かれると答えにつまるけど、ただ唾だけを送るこの行為がオレにはなぜだかキスよりずっといやらしいことに思えて、堪えられなかった。
勿論、そんな事情をこの兄貴分が分かってくれる筈ないけど。
「うあ……む、んぁ」
指を突っ込まれて無理矢理開かされた口から、少しずつ唾液が垂れていくのがわかる。
ぱたり、最初の一滴は綺麗に口に収まっていった。
味わうように舐められて、顔に熱が集まるのが手にとるようにわかる。
とっさに顔を引いたが押さえた手がそれを許す訳がなく、一悶着してる間に、口のまわりとアニキの手がべとべとになってしまった。
伝った唾液を丁寧に舐めとりながらもアニキはオレから目を離さない。
獣みたいなそれに、全身がびりびりするほどの快感が突き抜けた。(それはもう、その目だけでイけそうなほどに)
無意識に舌が伸びる。
伝い落ちた唾がアニキの舌の上に落ちて、あろうことかアニキはそれをごくりと音をたてて見せつけるように飲み込んだ。
「シモン」
「……ぁ、ふ」
「よし、いい子だ」
えっちな気持ちになると唾液も増えるのだろうか、オレの唾は次から次へとあふれてはオレの舌を伝ってアニキの口の中へと吸い込まれてゆく。
(オレも舌、なめたい)
さっきから舌と舌が触れそうで触れない距離を彷徨っていた。
ギリギリまで伸ばしてみても、あと少し足りない。
またとく、とあふれ出した唾液の粒が舌同士をいやらしく繋ぐ。
ぶるりと背筋が震えた。
「んなヨさそうな顔しやがって、そんな気に入ったか?これ」
「あふ……あぃ、きっ」
「どうしたシモン」
「ん……む…ひた、ちょぉあぃっ」
「分かった分かった、ちゃんとやるよ」
口に手を突っ込まれてるせいで自然と舌っ足らずになってしまったが、ちゃんと伝わったようだ。
下顎を引かれやっと訪れた待ち望んでいた感触に身体中がぞわぞわし夢中で吸い付いた。
「あ…んあ、んぅ……」
「っは、あちぃな…」
散々焦らされやっと与えられた舌の感触に頭がとろけるみたいだ。最初は先っぽを擦りつけるように、次第にぴちゃぴちゃ音をたてて絡めあう。
余りの気持ちよさに目眩がした。
(もっと、もっとちょうだい)
ねだるように舌を伸ばすと応えるようにさらに深く口付けられた。(舌しか使ってないから口付けというのとはちょっと違うかもしれない)
アニキの口のなかでオレの舌が揉みくちゃにされる。絡めとられて、甘噛みされて、
「シモンは舌もすごい感じやすいな」
「ふぁ…ん…ひがう、」
「嘘つくな」
そう口の端で笑って、ぢゅうっと目一杯吸い上げられた。堪らず甘い声が上がる。
「ほら、もうこんなびちょびちょじゃねぇか」
「ひああっ!らめっ……ぁ、んゃ」
「さっきから腰揺れてたし」
不意打ちで自身を握られ声が押さえられない。
アニキに指摘された通りオレのあそこはおもらしでもしたかのように濡れていた。
恥ずかしくてしょうがなかったけど、それを遥かに上回る刺激に全部かき消されてしまった。
「すきだ」
「はっ、あふ…」
「すきだ、シモン」
「あにきぃ…っあ!」
「愛してる」
オレも、と言おうとした唇は意識ごとアニキに呑まれた。
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ここでぶった斬るとか\(^o^)/
寝ながら打ったのでこのザマです、すみませんorz
まあシモンさんはアニキに性的教育ばっちり受けてるから舌だって十分性感帯だよ!!っていう主張が伝われば本望です。笑
ところでこれは18禁に分類されるのでしょうかね
正直入ってたの冒頭だけだし大した事ないような←