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発覚?

「…………どういうこと?」


 すべてが終わったあと、コハクとシーブル村でのんびりと過ごしていた。はずだった。ある日、王都からやってきた使者が慇懃無礼な態度で、シングを王都まで引きずってきたのだ。止めるコハクを王家に逆らったと牢屋に入れてまで。
 その話を人づてに聞いたらしいパライバ陛下もといマリンと、その騎士たるカルセドニーが慌てて面会してきた。もとい厳重な警備をモノとせず、バルハイトを駆使してマリンを抱えて窓から飛び込んできた。
 見慣れた姿に、シングが問いかけたのが冒頭の台詞。


「わたくしも詳しい事情はわからないのですが、……どうやら、シングは皇家の誰かの血を引くようなのです」
「だ、誰かって……誰?」
「それは……すみません」
「ううん。マリンさんのせいじゃないよ。……って、そうだ、カル!」
「な、なんだ?」


 いきなり掴みかかられて、カルセドニーは驚いた。


「コハクが……!」


 皆まで言わなくても、シングとソーマリンクしているカルセドニーは状況がわかった。


「わかった。すぐ戻る」
「……ごめん」
「シングが気に病むことはない」


 言うや否やカルセドニーは窓から飛び降りた。それをマリンとともに見送ると、シングはほっと息をついた。


※設定という名の経緯


テクタがもしかしたらシングの父親なんじゃないか説より。

マリンさんとカルはシングの味方です。
ついでにカルはバルハイトもといリアンハイトを使いこなしてシングを助けに来ます(Σ笑)


フレンの弱点?

「…………なぁ、ユーリ、つかぬことを聞くんだけど、」
「ん?」


 忙しい忙しい騎士団長様。忙しい実務を抜けて、《凛々の明星》、もといユーリに接触すべく、ハルルのエステルの家にまでやってきたフレン。やけにかしこまったその様子に、ユーリは仕方なく幼馴染と向き合った。


「皇族に、血縁者はいるかい?」
「…………は?」


 思わぬ質問に、ユーリは口をかぱりと開けた。


「お前、オレが天涯孤独だって知って言うか、それ」
「……だよなぁ。……じゃあ、気のせいなんだろうか。いやだが、それにしては似過ぎている…」
「おーい、フレーン?」
「フレン、どうしたんです? 何か城であったんです?」


 どうぞ、と差し出された紅茶に、フレンは律儀に礼を行って口をつける。


「あぁ、いえ、たいしたことではないんです、エステリーゼ様。……エステリーゼ様はユリア様をご存知ですか?」
「……? いいえ…。ごめんなさい、力になれなくて」
「いえ、問題ないです」


 かしこまったフレンにユーリは苦笑しながら、エステルがユーリの好みを熟知して淹れた紅茶をすする。うん、さすがエステル美味いわ。


「そのユリアってのがどうしたんだ?」
「あぁ。そのかたが、ユーリにとんでもなく似てるんだ。……僕は苦手なんだけどね」
「そうなんです? とっても気になります!」
「……オレも気になるな。じゃあさ、エステル、オレの代わりに登城して会ってきてくれねぇか?」
「はい、いいですよ」
「……ユーリ、エステリーゼ様を使うのはどうかと思うんだが」
「フレン、気にしなくていい思うぞ。エステルがいいって言ってんだし」
「……まったくきみってヤツは。……わかりました。手配いたしますので、エステリーゼ様、お待ちください」
「えぇ、お願いします、フレン」



※設定

 
※ ED後。

 ユーリ
⇒ユリウス・カイン・ヒュラッセイン
前皇帝の隠し子。母親似なので、エステルたちは気付かなかった。
皇族として縛りたくなくて、前皇帝と相談のうえ、ユリアが下町に預けた。物心つく前だったため、どちらのことも覚えていなくて当然。ただ皇族関係者であることを示すペンダント的なサムシングを所持しているため、何か関係あることには気付いている。
そんなわけで、実は第一位王位継承者だったりするが、本人に継ぐ気は当然皆無。


 ユリア(※オリジナル)
⇒ユリア・ミラ
ユーリの母親。ユーリに瓜二つ。
もともとは騎士団所属。ユリアの母親が庶民、但しミラ家自体は高位の貴族。型破りで破天荒な母上様。
アレクセイに一騎打ちで勝ったとかいう逸話持ち。未だ現役レベルの力量持ち。ついでにフレンの天敵笑

※基本。(H)

 

 シング・メテオライト
パーティ内最年少として愛でられる。
純粋、ひたむきで熱血くん。脆い部分は自分でも気付かないほど隠し通そうとする。


 コハク・ハーツ
ミソミソでボコメキョなヒロイン。
スピルーンが砕かれていても、ヒスイの行動が行き過ぎると、容赦無く制裁していた。


 ヒスイ・ハーツ
シスコン兄貴。ゲームシステム的には、ナースにキュアに、リザレクション(H-R)とお兄ちゃんマジナース。


 ベリル・ベニト
コハクの大親友の座をゲット!
ガンドコすぎるシングを嗜める役柄もゲット?


 イネス・ローレンツ
基本的には見守りつつ、便乗して引っ掻き回す派?


 クンツァイト
ボケボケ機械人。腕はいいのだが……。
リチア様至上主義。だが、当のリチアがシングを愛でるので、シング至上主義になってるような気がする。


 ガラド・グリナス
おっさん。基本的にイネスと同じスタンス。


 カルセドニー・アーカム
熱血騎士。ミニサイズっていうと切りかかられます。
シングと同い年だが、シングよりは誕生日が早いらしいので、若干お兄さん。


 リチア・スポデューン
ぺったんこ、もとい絶壁。
外見的には最年少、中身は最年長。
なんだかんだと強くいようとするシングを愛でるのが最近の趣味。


 クリード・グラファイト
“器”だなんだと気にかけてはシングにちょっかいを出す人。



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