ネタバレ
バージョン3.4ぐらい
ヒューザがいなくなって主人公(♀)が水の領界にやってきてからの話
ストーリー性はあんまないし、実際の会話と違うとこが多いです。ご了承を。
闇を開放し、暫くして水の領界へと向かった私(ユミナ/ウェディ♀)はルシュカというところへと急いでいった。
炎、氷、闇と行ったが恋人のヒューザはいなかった。マイユさんとかには会ったのに未だに見つからないなんて…
もうどこへ行ったのか分からない。
でも、もしかしたら水の領域に居るかもしれないと心の中で思い、焦りながらも町へ向かい、カシャル海底神殿へ行くと声の出ないお姫様なのかな?フィナ様がいて、トビアスとその守りの騎士が喧嘩しそうになった時、急に現れたあの人
「……ヒューザ…っ」
小さな声でささやくように呟く
目の前には恋人のヒューザがいて話したいけど今はそんな時間がなく、私たち3人は神殿から出ざる終えなかった。
そしてお墓に、お花を添えて手を合わせてたら後ろから声が聞こえてきて
「…よう。久しぶりだな」
「…ヒューザ…!!何が久しぶりよ!心配かけて!いなくなってからずっと探してたんだから!!」
涙が溢れ、ヒューザに駆け寄ると体当たりするように抱きついた。
「うおっ!」
「ばか!ヒューザのばかぁ!」
「おいおい、バカバカ言うなよ」
「会えてよかった…本当に…ぐすっ」
「…あぁ。悪かったな、」
離れないようにヒューザに抱きついたまま時間が経ち
急にやってきた騎士からフィナ様がいなくなったと話があり
フィナ様の騎士になったというヒューザを探していたとかなんとか
え、ちょっとまって、何で騎士になってんの?
いつの間にそんなのやってんの?面倒くさいっていつも言ってたのになんで?
わけが分からずヒューザから離れて真顔のまま二人の話を聞いてた
「悪い、ユミナ、一緒に行ってくれねぇか。あの姫さんまた一人で行きやがって…チッ」
「……えぇ…分かったわ…」
あんまり行きたくなかったけど仕方ないと思うしかないよね
テンションはタダ下がり。フィナ様に対してムカムカきてる
イライラしつつ一緒に行ってくれる仲間と共にガイオス古海へ向かった。
行く間は二人とも沈黙で、話はしなかった。私の不機嫌な雰囲気が分かったのだろう。黙ったままの方が今はいいかも。話しかけられてもツンケンしそうだしね。
ガイオス古海について、奥まで進んだらフィナ様がモンスターに囲まれていた
もう面倒なお姫様ね!なんて口では言わないが。
仕方ないわね、イライラをこいつらで発散しましょうか!
ちなみに魔法に興味ある私は今、魔法使い。魔力結構あるのよね。数字で表したら900ぐらいあるんじゃないかしら?
「さ、行くわよ!この私の魔法をぶっ放してあげるから覚悟することね!魔物さん」
「……フィナにはあてんなよ」
「……!分かってるわよ!そんなこと!」
覚醒して早読みして何度も何度もメラゾーマにメラガイアー、イオナズンを魔物に当てる。
そして最後の一匹でHPもギリギリになったところで思いっきりぶっ放す事に。
「そこの魔物さん、最大級のメラガイアーでもくらいなさい!!」
暴走魔方陣を敷いた上に立ち、魔力を一気に高め、呪文を唱えると魔物に向けて放った。
「メラガイアー!!」
メラガイアーをくらった魔物はピクリとも動かず倒れた
近くにいたフィナ様を見つけるとヒューザはフィナ様を抱きかかえた
一番見たくない姿だった。私もしてもらったこと一度もないのに。お姫様抱っこだなんて…
歩けないから仕方ないかもしれないけど、わざわざお姫様抱っこしなくてもいいじゃんって思う。
おんぶでもいいじゃんって…何で恋人の前でお姫様抱っこなんてするの??
魔力を使い切った私は力が入らずペタンと崩れ落ちた
「おい、大丈夫かよ、お前。魔力使いすぎたんじゃねぇのか?」
「…うるさいわね。」
「……なんだよ、心配してんのに」
「本当に心配してるのかしら。私ばっかりイライラしてすっからかんになるまで魔法ぶっ放してさ。恋人らしいことひとつもない。貴方はフィナ様の騎士になってそうやってお姫様抱っこしたりして、私には1度もしてもらったことない事までしてもらって、ヒューザがいなくなって凄く心配して会いたくて探し回ったのに、目の前でそんな姿みたらもうどうでもよくなっちゃった…私だけがヒューザのこと好きなのかって思っちゃって…どうしたらいいの…」
抜け殻みたいに動く事が出来ず、ヒューザの顔も見ず俯いたまま。頬に涙が流れていく
普段泣かない私を見て驚いたのか一度フィナ様を床に下ろしてこちらにやってきたヒューザ
「すまない。お前がそんなに思いつめてるなんて分からなかった。成り行きとはいえ、フィナの騎士になったがそういう感情はねぇよ。…俺が一番好きなのは…お前なんだからな」
あんまり聞かないヒューザの告白に顔をあげると照れくさそうにして苦笑いしてる姿にまた涙が溢れ、首元に腕をまわして抱きつき、私から唇にキスをした。
「お前なぁ…」
「ヒューザ好きよ。騎士なのは仕方ないとして、お姫様抱っこはしないで。目の前で見たら嫉妬しちゃうから」
「わーったよ。嫉妬してくれるのは嬉しいけどよ、お前の嫉妬は激しいのな、初めて知ったわ」
「しょうがないじゃない!それだけ好きなのよ!もう…」
「はは…そんじゃまぁ行くか。」
「えぇ。でももう1度だけ」
ちゅ、と触れるぐらいのキスをした後、ニコニコと笑みを向け、ヒューザの隣に立って手を繋ぎ、フィナ様はおんぶされた状態で、ルーラストーンを握った。そしてルシュカへ。
つづく