ポケットの中身

2015/03/12 14:30 :その他
短いの詰め合わせ(色々)

※色んな作品の短いのっていうか断片的なメモだったり、書こうとして飽きたのだったり
※唐突に始まって唐突に終わる
※すげー中途半端
※ジャンルもCPも雑多なので地雷無い人向け





木斬/獄都


感情がわからないわけじゃない。
楽しいと思うこともある。
嬉しいことも思うこともある。
他者に同情することもある。
「斬島ぁ。」
ただわからないのは、好きということ。
「木舌、また昼間から酒を飲んだな。」
「バレたぁ?肋角さんには内緒だよ。」
「…酒臭いから寄るな。」
「斬島はいい匂いがするなぁ…石鹸かな?」
木舌はスキンシップが多い。
それが嫌な訳ではないが、何だかくすぐったいんだ。




くりみつ/とうらぶ


「僕はね、嬉しいんだ。」
光忠は湯呑みの中を見ながら言った。
俺の湯呑みの中にはまだ半分くらい緑茶が入っているけど、光忠の湯呑みの中には何も入っていない。
遠くの方で聞こえる楽しそうな声は、きっと畑当番の今剣と岩融だろう。
「主に喚んでもらえて、言葉を話せるようになって、手で物を掴めるようになって、温もりを感じることができて、足で駆けて、目で空を見ることができて。」
光忠は軽く眼帯をなぞった後に、空に向けて手を伸ばして開いた。
少し目を細めると、そのまま俺を見て笑う。
「それから、また君に会えた。」
「…覚えてないだろう。」
「昔のことはね。でも主に喚んでもらわなきゃ、君とは二度と会えなかったんだよ。そう考えると、やっぱり運命とか感じちゃうよね。」




足主/P4


「足立さん、好きです。」
「知ってた。」
「え、ホントですか?」
「白々しいねぇ。そういうとこ嫌いだよ。」
「じゃあおれのどこが好きですか?」
「…僕が悪い人って知ってて付き合って、それでもお友達といい子ちゃん振ってるところ。」




イヅル→ギン/鰤一


大半の人たちから反対されたけど、ボクは乱菊さんと二人で市丸隊長…市丸さんのお墓を建てた。
お墓は流魂街にあるから中々来られないけど、その度に沢山のお花を持って行く。
「…市丸さん、ボクは貴方を幸せにしてあげられなかった。」
好きでした、大好きでした。
この気持ちを人は幻想だとかきれいごとだとか言うかもしれないけど。
「貴方を愛していました。」
会いたいよ、市丸隊長。




リヴァロ/進撃×海賊


「これ、あんたが作ったのか?」
机の上に置いてあるのはできたてのアップルパイ。
それを切り分けていたらローがやって来た。
このアップルパイはペトラが作って寄越したものだが、あまりにもローが興味深そうに聞いてくるから、ちょっとからかいたくなった。
「そうだ。」
「へぇ、意外だな。ちょっと可愛い。」
そう言って笑うお前の方が可愛いわ馬鹿野郎。




白鬼/冷徹


嫌いだって言ってるのに、言ってるのに。
「何でこう更に嫌われるようなことすんだよ!!」
「貴方が私に興味を無くすまでです。」
「はぁ?」
「嫌い、というのは少なからず興味があるということです。貴方が私から興味を失って構わなくなれば、貴方は私の中から居なくなるはず。」
「…お前、それって。」
「嫌いだったのに。」




――――
正にカオス\(^O^)/
でも好きなんだもの


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