あのころ

たちどまる

決められたことが嫌で、示されることが嫌で、ひとりがいいといって、ひとりはさみしいといって、泣いて、喚いた。

諌めてくれるひとがいて、宥めてくれるひとがいて、くだらない話をして、喧嘩して、笑っていた。

戻りたいような戻りたくないような。戻れないから思い出だから、懐かしくて愛おしいのかもしれないけど。

寂しさを、感じています。

ほんのすこしだけ、もどらせて。



思い出す