( テニス )
十一月、検定のあったとある日曜日。突然、検定を終えてから、なんの前触れもなくクラスメイトとテニスをしました。
以前から、やりたいと言っていたのだけれど、まさか検定を終え、定期考査前にやるとは思いませんでした。とは言え、以前テニスをしたのもまた定期考査前でした。
日常生活の鬱憤が心に溜まっていくと、身体を思い切り動かしたくなるのです。涙にもなり切れないわだかまりは、こうして昇華してしまうのが、心身共に健康的で良い気がします。
暗くなり、ボールが見えなくなるまで、テニスをしたのはいつぶりだろう。現役として活動していた日々が哀しみと共に甦るのでした。
では。