放課後キミは部活をがんばっている
私はいつも陰ながら応援している
−届かない想い
私は片思いをしている
同じクラスで、サッカー部キャプテンの彼に
近寄りがたい存在だけど、どこか優しい彼に
部活は強いって訳じゃないのに
彼を見ているとどこか強くて
輝いていて
どこのチームにも勝てる気がする
友達じゃないかもしれない
話しも数えるほどしかしたことないけど
私は彼が・・・。
私は勇気を出して話し掛けた
『あ、あのさ』
『ん?』
私達はもう受験生
どの部活も引退していく
サッカー部もこの夏で
『あのね、ワールドカップ見てサッカー楽しかったの、それで』
こんなのただの言い訳かもしれないけど
『サッカー部、試合あるじゃん?見に行きたいんだけど、行っていいかな?』
私はすっごく恥ずかしくて
彼を見れなくて
早口になっていたかもしれないけど
聞いてみたくて
行きたくて
彼は答えてくれた
『いいよ』
『じゃあ、さ、場所と時間教えてくれるかな?』
彼は教えてくれた
あっという間だったけど
会話できて
嬉しくて
『応援するね』
私は彼がサッカーやっているところも
どんなところも
輝いて見える
キミは知っているかな?
私はキミと話すだけで
心に青空が広がることを
話せない時は
曇り空
休んだ時は
土砂降りで
キミは何も思ってないかもしれないけど
もしキミが私を見て心が動いてくれるのなら
それはどんな色で
どんな風に写し出してくれるのかな?
まだまだこれから
私、がんばるから
キミは私の中でずっと
輝いていて−