本田健さん(著)の「30代にしておきたい17のこと」を読みながら、30代への準備をしてみる話。


12項目目は「メンターから学び、教えを次に生まわす」。

『メンターになってほしい人に出会えましたか?』
と冒頭にありましたが、そうそう私、
メンターという考え方を知ったのも、
本田さんの「20代でしておきたい」だったなぁ。

メンターっていうのは、ざっくり言うと自分を教え導いてくれる師匠的な感じかな。


私がお手本にしているのは3人いて、一人はジブリの鈴木敏夫さん。

彼は、日本人のアイデンティティを素敵に持っている。というと抽象的すぎるのだけど、なんか簡単に流行りにのらないというか、きちんと世の中を読み解いていて、その解釈がいつもなるほどなぁ、と思うんですよね。

本とかラジオ聞いて勉強してます。
私に無かった考え方をくれたりするので、視界が良くなる…気分がスッキリします。


そして、もう一人はココシャネル。
彼女は自分を信じて、周りの騒音に振り回されなかった強さが素敵で。
私も「こうしたい」と思うと結構譲らない方ですが、一方で『常識』とか『普通は、』とか『みんなしてる』みたいなこと言われると怯んじゃいそうになることもあるんですよね。
だから、そういうときには思い出して力をもらってる。


最後の方は、大学のときにお世話になった先生。
正直、研究の方は「???」なとこもあった……笑
だけど、人生においては役立つことを色々教えてくれたんだよね。
特に印象的なことが1つあって、私が授業で質問をしたとき。
先生は「ん、それは…僕にも分かりません。(にっこり)」
えーーー!先生が分からんことなんかあるか!?
って思っていた私に、
「そういうことを色んな人が考えて研究しているんだよ。そんなに簡単に答えが出るんなら、誰も悩まないよ」って答えたことがあるんですよね。

そのときから私は、あぁ今から答えを探せばいいこともいっぱいあるわけで、今分からないことは、分からなくていいんだ。って思えたんです。

大学生活の2年間、彼にくっついて学べたことはとても多かったと思うんですよ。


今までは会社でも私が最年少のことは多かったのですが、30代になると下の世代に教えることも大事だよ。とのこと。

あんまり説教臭い人間にならんようにしないとな…。笑


相手の考えも尊重して、自分自身下の世代からも教えてもらいつつ、なにか伝えることができると良いな、と思います。