桜色の夢を視る事を許して欲しい。

2020/07/05 01:24 :自作小説[設定も含む]
悪役をやり尽くした令嬢を聖女に転生させるなんて神様のイタズラですか?

私の名前は「シャルノッテ・フェザー」
この名前は今世の名前ですわ
闇魔法を身に宿したことがきっかけで
4回も悪役令嬢や悪役子息として
光魔法を宿した聖女(又は聖騎士)に
全て奪われ 処刑されていますの

4回目も名前が違うから
あんまり覚えてないけど。

それで現在5度目の人生が始まった

今回は公爵家の次女の地位に
また悪役令嬢のポジションに
転生したかと、諦めて居たら
何故か闇魔法の適正がない事が発覚
しかも光魔法適正が出て来て「聖女」に

何。この展開。

まさかの10歳の誕生日に
これは何かの間違いではないのでは?

私は4回も悪役やって来たのよ!
なのに今度は「聖女」なの?
絶対にあり得ない!
そうよ!何かの間違いで「聖女」になったのよね?

「シャルノッテ様が正当な「聖女」です!」
ってメイドのナズリーンが声を高らかにしながら真顔で呟いたの

まさかの私はヒロインとして
5回目の人生に転生したようだわ


あぁ。5度目の人生だからといって
甘く見た 私の負けなのかしら?

まぁ良いわ。悪役だった頃のスキルで
全て乗り切るしかないようね。

って思った。


今回の人生はそんなに甘く無かった


私を4回目まで無実の罪での断罪&処刑した
ヒロインが今度は悪役令嬢(伯爵令嬢)の地位
しかも私が3回目の人生で名付けられた
「マリアンナ」って名前になっていたの
しかも彼女
私に対してツンデレになっていて
毎回めちゃくちゃ可愛がられるのは何故でしょうか?

それに4回目の人生の時の婚約者が
前世の記憶を持ったまま 男性に生まれ変わったらしく
逢いたくなかった私は初対面を装ったのに
「レオ(4回目の人生は悪役子息だった)」と
名前を呼んで抱き着いて来たの。


まさかのまさかで

!Σ( ̄□ ̄;)


今回は シャルノッテです。
レオだったの前世です。

つか 抱き着いて来ないで下さい。


これは一体何ですの?

今までの人生は死しか無かったので
平凡な人生を生きたかった

なのに

私が「聖女」ポジションになり
ヒロインが今度は
ツンデレ悪役令嬢ポジションで
かなりのツンデレで私を溺愛してくるの


しかも

4回目の人生で婚約していた伯爵令嬢が
前世の記憶を持ったまま
今度は公爵子息に生まれ変わって来て
あらゆる手を使って私と結婚する為に暗躍し出す始末。

「シャルノッテ様は聖女としての自覚が足りないんじゃありませんか?(2人っきりになったら)ってシャルノッテ様は本当に可愛いのですわ。私が何処の馬の骨だか知らない殿方から守って差し上げますわ。」


「マリアンナ様。レオじゃなかった。シャルノッテ様のことはこのシルベット公爵家子息である ルノワールにお任せくださいませ」

「誰が貴方のような胡散臭い方に
シャルノッテ様を任せるのよ!
私が彼女をお守り致しますの。」

「貴女は悪行を尽くす伯爵令嬢ですよね?
なのにシャルノッテ様を守れるの?」


マリアンナ様とノワール様は
私を巡って仲が悪いのか良いのか
判断しかねる口喧嘩をしょっちゅうしてる

だけど、私が悪意の目等に晒されると
必ず協力して助けてくれるのです

「「シャルノッテ様に何をなさって(いるのかな?/るのですか?)」」

って


だけど御二人にご報告致します

お願いです。

私に構わないでください。

精神的に疲れますので。



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